ぜひ読んでみてください。
たまたま本屋さんで見つけて、見てみました。
様々な吃音話者の人生を通して、吃音とは何かを実生活に即した形で発信されている本。
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人によって症状に大きく差が出るのが吃音の特徴の一つであり、それによって吃音との向き合い方にも差が出てきます。
治そうと懸命に努力を重ねる人、治すのではなくそれを受け入れて前に進む人、、、どれが正解とかはなく、その人がどうしていきたいのかを考えることが、吃音と向き合う上での大事な一歩であると思います。
そして、札幌での看護師の自死事件についても触れられていました。
これまで新聞記事でしか触れたことのないニュースでしたが、この本では深いところまで記述がありました。
周りの受け止め方・接し方によって、吃音話者の方の運命は大きく左右されます。上司の方の対応が最悪の結果に直結したともいえるこの事件を通して、改めてそのことを思いました。
だからこそ、ぼくのような経験者がどんどん発信しなければという気持ちにもまたなります。
「吃音」というものをもっとたくさんの人に知ってもらうこと、そして、その周りの人の意識を少しでも変えられたら、こういうことを発信している意味もあるんじゃないかなとも思います。