ココログ。

22年間の経験・想いをつらつら出すブログ。たまにいいこと書くかも。

もっと伝えたいし、広めたい

ご縁があって、言語聴覚士(ST)を目指す学生の皆さんに、自身の吃音の体験を語る機会をいただきました。


思えば、自分の吃音体験を初対面の大勢の人の前で話すのは初めて。
前日まで(正直に言うとみなさんの前に立って話し始めるまで)、まあいけるっしょって思ってたけど、そんな甘くはなかったですね。

 

とりあえずめちゃめちゃ緊張してめちゃめちゃどもってめちゃめちゃ時間オーバーしました。笑
やっぱりまだまだ修行しなきゃなと思いました。
 


ただ、学生のみなさんが本当に真剣に聞いていただき、その点はすごくありがたいなと思いました。
言語聴覚士の方々は、自分のような吃音当事者にとって強い味方であってほしいとぼくは思っています。
それぞれに言いたいこと・想いはありつつも、それをうまく発信できずに悩む方々に対して、心から寄り添ってくれる存在でいてください。
=========================

今回はぼくの他に、吃音の子をもつ女性(母親)がお二方お話をされました。

 

その中で強く感じたのは、「自分の母親もほんとに苦労し、悩んだんだな」ということ。
親戚や周りからの偏見、間違った知識によって周囲から様々言われたことによる苦悩などを語っておられるのを聞いたとき、「知らない」ってほんとに人を傷つけるって思いました。


そしてきっと、自分の親も、少なからず周りからいろいろなことを言われてきたのではないかということ。
それでも、決して自分を見捨てずに見守ってくれたこと。


改めて感謝したいと思いました。


まず間違いなく言えるのは、「子どもの吃音はその親のせい」では決してないです。
愛が足りなかった、とか、変なしつけをしたから、とか、一切それとは関係がない。

 

そのような間違った知識からくる意見に、吃音当事者だけでなく親も苦しんでいるという現状があることに、今回強く危機感を覚えました。

 

当事者本人だけでなく、その周りの方々をひとりでも救えるように、これからも発信をつづけていきたいと改めて感じさせられた出来事でした。

 

 

いつか、大きな会場でたくさんの人のまで話せるようになりたい。
てかそう考えると、TABIPPOのDREAMとか出てた人ってほんまにすごいんですね。笑